「うーん、なんで奥は空いているのに詰めてくれないんだろう……」
この前、子どものお迎えがあって、いつもより早めの電車に乗ったときのことです。
普段なら空いている各駅停車に揺られて穏やかに帰るのですが、その日は一刻も早く帰らねばならず、満員電車に並ぶことに。 いざドアが開くと、入口付近は人でパンパンなのに、奥の通路側には微妙なスペースが見えます。
「すみません」と会釈しながら乗り込もうとするものの、先に乗り込んでいる人たちの「まあ、乗せてあげてもいいけど?」と言わんばかりの冷ややかな空気感。 「さっきまでホームで一緒に並んでたじゃない……!」と、心の中で思わずツッコミを入れてしまいました。
急いでいるときほど、世界は意地悪になる?
さらに別の日。 まとめ買いしたお肉をグラム単位で計り、小分けにしてジップロックに閉じ込めようとしたときのこと。
スッと閉まるはずのチャックが、なぜか何度もズレてうまく噛み合わない。 急いでいるときや疲れているときに限ってこういう小さなトラップが発動し、「キーッ!」とイライラが爆発しそうになります。
自分の余裕のなさに「私ってなんて心が狭いんだろう……」と落ち込むこともありますが、日々の生活はそもそもストレスの連続。イラッとしてしまうのは、一生懸命生きている証拠でもあります。
専門知識はいらない。「今すぐ試せる」心の交わし方
そんなとき、「アンガーマネジメントの知識があれば……」と思ったりしますよね。 難しい理論は置いておいて、私が日常の「プチイラ」に遭遇したときに試している、すぐできる現実的な対処法を3つご紹介します。
① 「6秒」だけ、とにかく実況中継する
怒りのピークは「最初の6秒間」と言われています。 電車でイラッとしたら、「あ、今私、めちゃくちゃイライラしてる!ジップロックに怒ってる!」と心の中で自分を実況中継してみます。怒りを観察する側に回ることで、6秒の嵐をやり過ごせます。
② 相手に「深すぎるドラマ」を勝手に妄想する
詰めてくれない乗客に対しては、「あの方はきっと、足を怪我していて踏ん張れないのかもしれない」「あるいは、ものすごく重大な任務を抱えていて心に余裕がないんだな」と勝手に脳内で超大作のドラマを作り上げます。すると、「まあ、それなら仕方ないか」と怒りがアホらしくなってきます。
③ 「まあ、なんとかなる」と口に出して息を吐く
ジップロックが噛み合わないときは、一旦手を止めて深呼吸。「まあ、なんとかなるさ」と小さく呟いてみます。言葉の力で、強張っていた肩の力が少しだけ抜けていきます。
イライラする自分も、丸ごと許して進もう
日々生活していれば、思い通りに行かないことや、誰かの態度にモヤモヤすることは避けられません。
大切なのは、イライラしない聖人君子になることではなく、「あ、今イラッとしたな」と気づいて、フッと寄り道(道草)するように気を逸らすこと。
みなさんはどんなときにイライラして、どうやってその波をやり過ごしていますか? 完璧を目指さず、今日もお互い「ほどほど」のペースで歩んでいきましょう。


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