土砂降りの日に会った二人の社長。「口癖」と「言霊」が変える職場の空気感

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仕事柄、普段からさまざまな会社の社長様とお話しする機会があります。

夏の天候が変わりやすいある日、激しい土砂降りのなかで午前と午後に2件の会社を訪問しました。同じくらいの事業規模の会社ですが、社長室の扉を開けた瞬間の空気感が全く違っていたのです。

今回は、二人の社長様の「口癖」から学んだ、言葉が持つ力(言霊)について書いてみます。

午前中の社長:「全部自分がやった」と嘆く寂しさ

午前中に訪問した社長様は、開口一番「きつい」「体調が悪い」「忙しい」が口癖の方でした。

業績自体は上がっていて素晴らしいはずなのに、話を聞いていると「全部自分がやった」「自分の代わりに動いてくれる人がいない」と、どこか寂しそうに愚痴をこぼされます。

ご自身で何でもこなしてしまう優秀な社長様だからこそ、周りに任せることができず、自ら孤独と負担を抱え込んでしまっているように見えました。

午後の社長:「社員を信じている」と笑う強さ

一方、午後に訪問した社長様は、いつもエネルギーに満ちあふれている方です。

同じように土砂降りの雨が降るなか、社長室に入ると「うちは社員が頑張ってくれるから、自分は信じて任せるだけ」「大丈夫、これから天気も良くなるよ」とニコニコ話してくれました。

すると驚いたことに、本当にさっきまでの土砂降りが嘘のように空が晴れ渡ったのです。 「この人、言葉ひとつで天気まで変えちゃうんじゃないか……」と思わず心の中でつぶやいてしまいました。

二人の社長から見えた「言葉」と「空気」の違い

同じ規模の会社、同じ雨の一日。しかし、二人の言葉選びと姿勢によって、引き寄せている雰囲気は真逆でした。

  • 「きつい」「無理」が口癖のとき → 自分が被害者になり、周りも頼りにくくなり、孤独感が増してしまう。
  • 「大丈夫」「信じている」が口癖のとき → 周りに信頼が伝わり、任せ合える雰囲気が生まれ、空間全体が明るくなる。

きっと、午後の社長様だって悩みが全くないわけではないはずです。 それでも「あえてネガティブな言葉を口に出さない」ことを選択しているのだと感じました。

自分が使う言葉で、自分の世界を作っていく

人間は、自分が発した言葉を一番近くで聞いています。

悩みを抱え込む必要はありませんが、普段何気なく使っている口癖や言葉遣いを少し意識するだけで、自分の機嫌も、職場の空気も、少しずつ良い方向へ変わっていくのかもしれません。

「言葉選びひとつで、自分の生きる世界が変わる」

二人の社長様との出会いは、自分自身の日常の言葉遣いを見直す、とても貴重な学びとなりました。

みなさんは今日、どんな言葉を口にしましたか?

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