「あ、この人の話、もっと聞きたいな」 「気づいたら、自分ばかり楽しそうに喋っていたな」
誰かと話したあと、そんな風に心地よい余韻が残ることってありませんか?
前回の記事で「好きな人と過ごす時間は一瞬で過ぎ去る」というお話をしましたが、自分が話す側になったときも、できることなら相手にとって「あっという間の楽しい時間」にしたいものですよね。
私は自分が話すのも好きですが、それ以上に「相手の話を聞くこと」が大好きです。
どうすれば相手が緊張せず、自分の言葉で楽しく語り出してくれるのか。 日々の中で試行錯誤しながら実践している、ちょっとした「会話のつかみとコツ」をご紹介します。
① 完璧な「一本調子」をやめる(トーンの使い分け)
ずっと同じトーン、同じテンポで話し続けると、どんなに良い内容でも相手の脳は退屈(おやすみモード)を感じてしまいます。
- 冒頭は少し低めの落ち着いたトーンで安心して聴いてもらう
- ワクワクする話題になったら、ちょっと声を弾ませてみる
- 「ここだけの話ですが……」と少しトーンを落として惹きつける
声のトーンやスピードを固定化せず、あえて「波」を作ることで、相手の意識を心地よく引き止めることができます。
② 最初の「つかみ」は、相手を強制的に巻き込む問いかけ
会話のスタートでいきなり自分の持論を長く語ってしまうと、相手は「聞き手」のポジションに固定されてしまいます。
だからこそ、最初のつかみは「相手にボールを投げる(会話に参加してもらう)」ことから始めます。
- 「〇〇さんなら、こういう時どうしますか?」
- 「最近、〇〇で少し迷ったことがあって……〇〇さんのご意見聞いてみたくて」
最初に相手を会話の当事者として「強制的に混ぜる」ことで、相手は「自分に向けられた話だ」と実感し、そこから自然と話が弾みやすくなります。
③ 主役の座を「相手」に譲る
「話を面白くしよう!」と気負いすぎると、どうしても自分が喋りすぎてしまいがちです。
でも、本当に楽しい空間を作れる人は、自分が上手に喋る人ではなく「相手に気持ちよく喋らせてあげる人」なんですよね。
自分のエピソードはあくまで「呼び水(きっかけ)」としてサッと差し出す程度。 相手が口を開いたら、あとは「それからどうなったんですか?」「その時どう感じたんですか?」と興味津々で耳を傾ける。
「話を聞くのが好き」というスタンスそのものが、相手にとって最大の安心感になります。
相手の「楽しかった!」を作る小さな気遣い
無理に面白いオチをつける必要も、巧みなトークスキルを披露する必要もありません。
- 相手の興味に寄り添うこと
- 相手が話せる「スキマ」を最初のつかみで作ること
このほんの少しの思いやりがあるだけで、お互いにとっての会話の時間は、驚くほどスピーディーに、そして温かいものに変わっていきます。
今日誰かと話すとき、最初の「つかみ」で小さな問いかけをひとつ、投げてみませんか?


コメント